年代別の矯正治療〜20代・30代・40代〜
大人になって矯正治療を始めようとした時に、治療を開始する年代が気になる事はありませんか？
できれば自分と同じ年代の人が、どのようなきっかけや目的で矯正治療を始め、結果がどうであったかを知りたいところですよね。
近年、当院でも大人になってから矯正を始められる方がとても増えておられ、年齢も20代の若い方から50代、60代の壮年の方まで、幅広い年齢層の方が美しい歯並びと自信のある素敵な笑顔を取り戻しておられます。それでは各年齢の矯正治療の特徴をご紹介しましょう。
20代で矯正治療したのはどんな人？
20代の患者様は男性に比べて女性が3倍近く多いのが特徴です。
美意識に関心の高い20代の女性は、より好印象な顔立ちや美しい口元を求めて矯正治療を始める方が多くおられます。
自分の顔の部分で気になっているのは「口元」と答える女性は多く、特に多いのが歯並びに関する悩みです。矯正治療で歯並びのコンプレックスが無くなると、口元を気にせず笑え、歯並びをほめられることも増えるので、明るく前向きに生まれ変わったようになる方も少なくありません。
おしゃれに気を使う20代女性では矯正中の装置の付いた口元が気になる人が少なくありませんが、透明に近い矯正装置や歯の裏側に取り付ける矯正装置で口元を気にせず矯正治療を進めることができるので、治療に積極的な方が増えています。
30代で矯正治療したのはどんな人？
30代になってから矯正治療を始める方は、お仕事でも商談や会議などで役員の方とお話しする機会が増え、口元を気にせずに堂々とお話しされたいという理由の方、お子様が矯正治療を受けることになり、思い切って自分も治療を受けようと始められた主婦の方、以前から矯正治療を受けたいと思っていて、経済的な余裕が出来たことから治療を開始された方などがおられます。
矯正治療の技術が進歩したことから、接客などのお仕事をされながらでも矯正装置を見せずに矯正治療をすることが可能になり、男女・職種を問わず多くの方が矯正治療をされています。
40代で矯正治療したのはどんな人？
40代で矯正治療を始められる方には、矯正治療にずっと興味を持たれていたものの、「仕事や子育ての都合で治療時間を確保できず、やっと自分の時間を持てるようになったから」「歯茎がやせてきたり、虫歯や歯周病などの歯のトラブルの進行で、これまでは気にならなかった歯の健康を考えるようになったから」という理由の方が多くおられます。
40代以降は噛み合わせや虫歯、歯周病などの歯のトラブルが目立ってくる年代です。
こうしたお口の中のトラブルを最小限に抑え、お口の中の環境を良好に管理しつつ矯正治療を行うと、整った歯列を得られる事により歯磨きが容易になって歯や歯茎を清潔に保てるので、年齢を重ねられてもご自分の歯を維持しやすくなります。
また、噛み合わせも整うので食べ物を十分に噛んで胃腸への負担を減らし、健康を増進することもできます。
どの年代の方も、
「思い切って矯正治療をして良かった」
「歯並びが良くなって笑顔や口腔内の状態が良くなり、もっと早く治療すればよかった」
との感想を持たれています。
また、「8020運動」という「80歳まで自分の歯を20本残そう」という運動があります。80歳になってもご自分の歯が20本残っている方は、皆さんが良い歯並びであったという調査結果が出ています。
どの年代の方であっても矯正治療をすることは、将来のご自分への素晴らしいプレゼントであると言えるでしょう。
