奥歯の歯並びが悪いと・・・
奥歯は人から見えない部分ですので、歯並びが悪くてもあまり気にすることなく過ごしてしまっているかたも多いのではないでしょうか?ですが、実は奥歯の歯並びの良し悪しも口腔内への影響が大きいことが多いのです。奥歯の歯並びを悪いままにしておくと、次のような症状を引き越す原因になる場合があります。
- ・顎関節症
- 奥歯は食事の際に食べ物をかみ砕く重要な役割をしています。奥歯の歯並びが悪く、かみ合わせが悪い状態だと、片側の顎関節に負担が掛かったり、歯ぎしり・食いしばりの原因にもなり、結果として顎関節症の原因になります。
- ・虫歯
- 奥歯は歯ブラシが届きにくく、ただでも磨きにくい部分の1つです。その奥歯の歯並びが悪ければ、その部分にブラシが届きにくく、磨き残しが増え、またかみ合わせが悪く物が詰まりやすくなるなど、当然、虫歯になりやすくなります。
- ・歯周病
- 虫歯と同様、磨きにくい・詰まりやすいのに加え、奥歯の歯並びが悪く、一部の歯にだけ負担がかかる様なかみ合わせだと、その負担になっている歯だけ歯周病が進行することがあります。(咬合性外傷とも呼ばれます。)
奥歯の歯並びはこんなところにも影響が!?
長年、奥歯の歯並びが悪いのを放置していると、口腔内だけではなく、全身に影響を及ぼす場合があります。
- ・歯ぎしり・食いしばり
- 奥歯のかみ合わせがもとで、歯ぎしり・食いしばりが起こる場合があります。
- ・首肩コリ、頭痛
- 歯並び・かみ合わせによる歯ぎしり・食いしばりや、顎関節症の悪化は、肩コリや頭痛を伴う場合もあります。また、咀嚼の際に使われる筋肉の痛みも伴う場合があります。
- ・顔、体の歪み
- 長年偏った噛み方をしていると、片側の筋肉だけが発達し、顔面に歪みが生じたり、骨格も徐々に歪んできてしまう場合があります。