ストレスは歯周病の原因になる?

“ストレス”は歯周病の原因になるのでしょうか?
答えは「はい」です。ストレスは歯周病の原因のひとつなります。
歯周病の原因は、まず1つには、お口の中の“歯周病菌”です。これが最大の原因になります。そして2つめに“歯周病になりやすい状態”である事が原因になります。“ストレス”は“歯周病になりやすい状態”をつくる1つの要因なのです。

歯周病になりやすい状態をつくる要因とは

歯周病原因となる“歯周病菌”の存在に加えて、“歯周病になりやすい状態”をつくる要因がいくつかあります。

・喫煙習慣やストレス

・免疫力の低下

・糖尿病などの持病

・悪い噛み合わせや、歯ぎしりや食いしばりの習慣

これらの要因があると、歯周病になりやすく、歯周病にかかった場合に進行しやすくなります。

ストレスと歯周病の関係

では、“歯周病になりやすい状態”をつくる“ストレス”は、どのように関係しているのでしょうか。
ストレスが歯周病に及ぼす影響は、明確なデータがあるわけではありません。
しかし、次のような可能性が考えられています。

1.唾液の分泌が減少する

ストレスがかかると、唾液を分泌する唾液腺の働きが低下し、唾液の量が減少します。唾液が減少すると、歯周病菌は繁殖しやすい状態になるので、注意が必要です。
唾液は、もともとお口の中を歯周病や虫歯から守る働きが備わっています。歯周病菌に対する「殺菌作用」、お口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」などがそれに当たります。

2.免疫力が低下する

強いストレスがかかり、うつ病のような状態になると、身体の免疫力が低下する事があります。免疫力が低下すると、歯ぐきの歯周病菌に対する抵抗力も低下し、歯周病になりやすくなります。

3.無意識のうちに歯を食いしばる

精神的ストレスが加わっていると、ストレスを発散しようとして、無意識のうちに歯を食いしばっている事があります。歯を食いしばると、どこかの歯に強い負荷がかかる事になります。歯周ポケット内の歯周病菌の存在に加えて、歯に強い負荷がかかると、歯周病の発症・進行を促進させてしまいます。

ストレスと歯周病予防

とにかくストレスを溜めない事が一番です。しかし、なかなか上手くストレスを発散できない事も多いでしょう。「ストレスを感じているな」と思ったら、普段よりも、歯周病予防を心がけてみましょう。歯周病の一番の原因である“歯周病菌”を長くお口の中にとどめておかない事が大切です。丁寧な歯ブラシを心がけましょう。また、“歯周病になりやすい状態”をつくる要因で、思い当たるものが他にある場合には、少し日頃の生活を見直してみるのも良いかもしれません。

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